草加市文化会館は獨協大学駅から徒歩5分くらいでしょうか。綾瀬橋を渡ってすぐの所にあります。
綾瀬川沿いにある約1.5㎞の松並木は、松尾芭蕉のおくの細道
に関連する風景の一つとして国の名勝に指定されているんですよ。
草加市文化会館
お煎餅についての展示は1階にあります。
入口横には大きな草加せんべいとパリポリくんの撮影スポットが。
※パリポリくんとは草加せんべいをモチーフにしたゆるキャラで、2004年10月に誕生。
2013年には草加市観光大使に就任した草加市のスーパースター。
撮影スポットの横には草加せんべいの歴史の展示があります。
こちらは昭和40年代のお煎餅を焼いている様子。押瓦【おしがわら】で平らにしながら焼いていきます。
女性の後ろにあるのは左から せいろ・ 杵 ・型抜き。
生地をせいろで蒸し、杵でつき型抜きし、数日間天日干しした後、写真のように押し焼をします。
最後にたれを塗って完成です。
草加せんべいの歴史についてはこちらの記事にも載せていますのでよろしければご覧ください。
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草加煎餅の特徴と歴史
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分かりやすく草加煎餅の歴史について説明されています。
写真左は草加市内で見られる煎餅最古の資料、万祝儀覚帳 (江戸中期)
草加市内の旧家・藤波家の祝儀控え帳。この時代にすでにせんべいは商品化され贈答用として用いられていたのですね。
写真右は煎餅委託加工台帳 (昭和25年)
戦後の煎餅業界復活のスタートとなった委託加工の台帳。お客(委託者)から現物の米を預かり煎餅に加工して賃料を収入と知る制度で
委託者の住所・氏名・取引内容を記録して報告する義務がありました。取引きは全て当時の尺貫法を用いています。
営業届と手のし切型
※手のし切型とは
伸ばし台で平らに伸ばしたしん粉餅(煎餅の生地)を切り抜く道具。
真鍮・ブリキ・鉄製などがあり現在でも生地取引きでは1枚の大きさ(直径)の表示を昔の尺貫法を用いています。
※例えば2寸5分(直径7.5㎝)の生地として売買されています。
他にもお煎餅に関する展示物が並んでおります。
昭和中期の看板と石臼
臼と杵
草加市制60周年記念 マンホール蓋
こんなものも展示されていました。パリポリ先輩凄いなあ!
草加市ではお煎餅だけでなく皮製品や染物(ゆかた等)も有名なことをご存じでしたか?
こちらの展示コーナーには革製品やゆかたについても展示があり、盛りだくさんな内容でした。
そしてもちろんお煎餅の販売コーナーもありました。
お煎餅の資料など貴重な物が見れて勉強にもなったし、帰りにお土産も買えたしとても楽しめましたよ。
ご覧いただきありがとうございました♪